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木材の自然と人工乾燥

今日、多用な工法によって建てられている木造住宅ですが、木構造の家にとって木材の乾燥は大変重要となります。乾燥が不十分だと壁の波打ちや割れ、開口部のゆがみや隙間、カビの発生などなど、後々現れてきます。 木材の乾燥方法は自然の天候を利用する昔ながらの自然(天然)乾燥と、ボイラー、電力などを利用する人工乾燥とに大別できるでしょう。 現在、流通のスピード化などにより人工乾燥が主流となっていますが、正しく理解され、管理されているかとなれば疑問に思う木材を見かけます。材表面が暗褐色に変色、ヤ二の噴き出し、凸凹の落ち込み、内部割れなどがそれに当たります。人工乾燥には自然乾燥ではできない腐朽菌、.変色菌、湿潤材虫などを死滅させたり、任意の含水率を求めることができるという面がありますが、構造材を化粧として表現する「木組みの家」では、時間を要しても木材本来の美しさ、良さを損なわない自然乾燥での木材をお勧めしています。

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昨年末、内子町の藤井産業さんを見学させていただきました。構造材、造作材共に扱われてます。 木にやさしく、良さを損なわぬよう取り組まれている製材所さんです。

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